演劇脳を駆使して幸人くんに寄り添う2

    >るるさま
    >GOままさま

    コメントありがとうございます。

    お二人とは、いつもおしゃべりさせていただいているので、
    お返事はそちらに代えさせていただきます。

    やっとGWにたどり着き、ほっとしています。
    ここ数日は、花粉飛散に苦しめられました。
    ことに3日は最悪でした。

    昨日と今日は少し楽です。
    そろそろ収束かな・・・収束して欲しい。

    4月の疲労を回復するために、まる2日かかりました。
    今日、ようやく「気力」らしきものが湧いて来ました。





    さて、「夜中に犬に起こった奇妙な事件」の感想を続けましょう。

    原作本を密林さんで注文したのに、いまだに届いていません。
    原作で予習することなく、舞台に臨みました。

    (現在、GOママに借りた原作を読んでいる最中
    GOママは町の本屋さんで注文したらしい。
    やはり、密林より町の本屋さんにシフトすべきか。)

    原作を読まなかったため、観る前の予備知識はフライヤーとオフィシャルサイトのみ。
    「ファンタジックなお話なのかな?」と勝手に想像していました。

    実際はさにあらず、かなりシビアな内容でした。

    主人公の幸人くんはその際立った個性ゆえ「生き辛さ」を抱えてはいますが、
    基本的にはブレない存在。

    幸人くんを取り巻く人々の方が、よりどろどろとした「悩み」を抱え、右往左往しています。

    「日本版を作る時、主人公の名前を「クリストファー」から「幸人」にした蓬莱さんの意図は何だろう?」
    と考えました。

    原作によると「クリストファー」という名前は、
    聖書にもとづく「聖クリストフォロス」から来ている旨が記されています。
    キリストを運んで川を渡った人に与えられた名前であることから、
    クリストファーはお母さんから
    「親切で思いやりのある行いの話」だから「良い名前ですよ。」と言われても
    クリストファーは
    「ぼくは自分の名前が、親切で思いやりのある行いの話という意味じゃない方がいい」
    「ぼくの名前は、ぼくをいいあらわすものがいい。」
    考えます。

    舞台では、幸人くんが自分の名前に言及する場面はありません。
    彼が自分の名前にどんな風に考えていたのか…
    興味があります。

    「幸人」は
    「幸せな人」の意味なのか?
    それとも「周囲に幸せを運んでくれる人」?
    はたまた「ほんとうの幸せを教えてくれる人」?
    なのでしょうか。

    答えは出ません。


    ロンドン(ナショナル・シアター)で初演された海外戯曲を
    静岡を舞台にした日本のお話に置き換えた蓬莱竜太さんの
    苦労がにじみ出ている脚色でした。

    新幹線とか地下鉄東西線とか
    使い慣れている交通機関が出て来ると
    状況がイメージしやすい。

    ロンドンバージョンでは、原作通り犬を殺した凶器は、
    庭仕事用のフォークでしたが、
    日本ではその道具はなじみが薄いので、
    「石で殴られた」
    ということになっていました。

    この舞台は、いろいろな立場に感情移入して観ることができます。

    私は、母親と先生に感情移入して観ました。

    一般的な見方をすれば
    幸人くんのお母さんは「ひどい母親」かもしれませんが、
    私は「ひどい」ところも「だめな」ところも含めて、理解できました。

    「あなたがもっと違う子だったら、
    私はもっと良い母親になれたかもしれない。」

    率直ですが、幸人くんにとっては、この上なく残酷な言葉。

    寅さんに
    「それをいっちゃぁ、おしめ~よ」と言われそうなことを
    手紙に書いてしまうお母さん。

    あまりに返事が来ないので
    「もしかしたら読んでないのかも・・・」という感覚があり、
    「だったら、本音を言ってしまおうかしら・・・」と思ったのか。

    手紙って・・・怖いですよね。

    母も人間。
    最初から母になれる訳ではなく、子どもを育てながら母としても成長していくもの。
    ことに、支援を必要とする子どもを持った場合、
    「自分が親になることの実感」が、よりつかみにくいのだと想像できます。

    子どもを抱きしめられないなんて、
    母としてこんなに辛いことはないですよ。

    「育てにくい子」の子育てに苦しんでいる母親はたくさんいます。
    頑張っているのに「あなたの育て方が悪い」と言われて、ますます追い詰められることもしばしば。

    幸人くんの両親の場合
    我慢強い父と、我慢強くない母
    の組み合わせでした。

    私はどちらも誤っていると思います。

    そもそも幸人くんを育てる上で、「我慢」を前提にしていることが二人の過ちです。

    そんな、「迷える親」の二人ですが、
    幸人くんの勇気ある冒険に突き動かされるように、父と母も前へ進んで行きます。

    そんな展開に、リアリティを感じました。


    Date: 2014.05.05 Category: 夜中に犬に起こった奇妙な事件  Comments (0) Trackbacks (0)

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    ウルトラ(ファンになって49年)と
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    (足を運び始めて22年)
    様々なジャンルの舞台(はまって50年)から、
    日々の活力をもらっています。

    これらに共通するのは、「イマジネーションを喚起する一期一会の出会い」があることです。

    いくつになっても、自らのイマジネーションの泉を枯らさないために、ブログを書いています。

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