背中が健剛・・・じゃなくて 剣豪

    「けんごう」とキーボードを叩いて、変換したら
    一番に「健剛」って出ちゃううちのPC(とほほ・・・)

    今回のテーマは「剣豪」です。

    観に行ってきました。

    「ムサシ ロンドン・NYバージョン」

    キャスト/
    藤原竜也
    溝端淳平
    鈴木 杏
    六平直政
    吉田鋼太郎
    白石加代子


    作/井上ひさし(吉川英治「宮本武蔵」より)
    演出/蜷川幸雄
    音楽/宮川彬良

    まいった。
    やられた。
    面白かった。
    感動した。

    ニーナなのに・・・

    そのあざとさを差し引いても
    素晴らしい舞台でした。

    切なくて涙が出るのに、同時に面白くて笑ってしまう
    泣きながら笑う
    笑いながら泣く
    そんな状態を、生まれて初めて体験しました。

    圧倒的なホンの力のなせる技。
    井上さん、晩年の作品なので、緻密で重厚かつ軽妙。

    チラシにはニューヨーク・タイムズ紙の劇評が載っています。

    「ムサシ」には、
    使い古された
    つまらない展開は
    一切ない。

    井上ファンでしたら、「井上さんのよく使う手だよね」と思う部分も
    NYの方には新鮮だったんでしょうね。
    能、狂言、禅、茶道など、日本独特の文化も盛り込まれていて、
    「これは、外国で受けるわぁ」と思いました。

    このホンは、ホリプロのために書かれたもの
    つまり、「藤原竜也さん=ムサシ」ありきで書かれた戯曲

    羨ましい。

    坂本さんにもそんな作品が欲しい。

    (アリ天と銀匙はその部類ですが・・・
    どちらも、良作ですが・・・
    ごめんなさい。
    格が違います。)

    「復讐の連鎖をどう断ち切るか」
    という、壮大なテーマに挑みつつも、
    井上さんのモットー
    「難しいことを易しく、易しいことを深く、深いことを面白く」
    が貫かれた作品です。

    主演武蔵を演じる藤原竜也さんは、「木の上の軍隊」に引き続き、
    期待以上の素晴らしさでした。

    立ち姿が美しく、姿勢が良い。
    立ち回りにもキレがある。
    背中からも「剣豪」の風格が漂う。

    観ていて気づいたんですけど。
    藤原さんって、顔が大きいですよね。
    だから、映像で見ると、あんなに背が高くて、スタイルの良い方だとは気づきにくい。
    舞台の生身の藤原さんを見て、私は初めてそこに気がつきました。

    普通、顔が大きいとバランスが悪くなるんですが、
    藤原さんはスタイルが良いので、バランスの悪さを感じさせない。
    しかも、舞台では、顔が大きいと映える。
    目力もあるので、華がある。
    鼻筋が通っていてきれいなので、横顔もgood

    坂本さんがよく「華がない」と言われるのは、
    顔が小さいからではないか・・・
    と、藤原さんを見て思いました。

    顔が小さいゆえに(そりゃもうスタイルは抜群に良いのですが)
    舞台での押し出しが、どうしても弱くなる。

    顔の小ささをカバーするだけの、演技力と立ち振る舞いを身につけないと・・・。


    佐々木小次郎を演じる溝端さんは、生真面目で努力家な小次郎を作り上げていました。
    残念ながら、立ち姿は藤原さんほど美しくない。
    滑舌も今一つで、所々台詞が聞き取りにくかったのが、残念でした。

    遅まきながら、鈴木杏さんの舞台は初めて拝見しましたが、
    いやあ、素敵でした。
    声がいい。
    気持ちよく通る声。
    演技も繊細。

    あ・・・思い出した。
    初めてじゃありませんでした。
    「奇跡の人」観ました。
    ヘレン・ケラー役の方で。

    子役の頃からすると随分ぽっちゃりされたなぁという印象はありますが、
    そのぽっちゃり感が、あたたかみがあって、また良い感じでした。

    これからの活躍も、ますます楽しみな女優さんです。

    脇を固めるベテランの皆さんは、もう言うことなし。
    抜群の安定感。

    六平さんも、吉田さんも、白石さんもお茶目で、可愛かった

    蜷川演出も、緩急のメリハリがあって、良かったです。

    冒頭の舟島のシーンから、次の法蓮寺のシーンへのセット転換が、やたら長い。
    竹林がゆっくり、ゆっくりとたゆたうように動き、
    止まりそうで、止まらない。
    定まるようで、定まらない。
    ジリジリとしたこの感じは、6年間の時の流れと、
    その間、必死に武蔵を追い続けた小次郎のもどかしさが
    現れていると思います。

    ラストシーンへ向かう時も、やたらゆっくり旅支度をする武蔵と小次郎
    しかし、あえてゆっくり流れる時を作り出したことで、
    観客は様々な思いを巡らせることができるのです。

    カーテンコールは、観客総立ち。
    お約束で立っているんじゃなくて、思わず立っちゃう感じ。

    舞台上には、大きな井上さんの写真。
    笑顔の井上さん。
    ずるいよニーナ。
    せっかく涙が止まったのに、また泣いちゃうじゃないの。

    しまった。
    また観たくなった。

    と、思ったところで、チラシの束にあった
    「ムサシ」凱旋!!
    渋谷に見参。
    のコクーン公演のチラシ。

    埼玉の後、大阪、シンガポール公演を経て
    渋谷、韓国、広島、長崎、金沢公演が決定したそうな。

    う・・・

    行きたくなるじゃない、コクーン。

    もう、すっからかんなのに。
    Date: 2013.10.15 Category: ミュージカル・演劇・映画  Comments (3) Trackbacks (0)

    この記事へのコメント:

    sintaro

    Date2013.10.16 (水) 19:29:34

    WOWOWで、舞台を見た事がありますが、映像と違い色々全開で伸び伸び演じてました。

    一辺、板の上で見てみたいと、思って今に至っています(笑)

    剣豪か、いいっすね。

    -

    Date2013.10.16 (水) 12:55:05

    このコメントは管理人のみ閲覧できます

    -

    Date2013.10.15 (火) 18:24:21

    このコメントは管理人のみ閲覧できます

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    様々なジャンルの舞台(はまって50年)から、
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    これらに共通するのは、「イマジネーションを喚起する一期一会の出会い」があることです。

    いくつになっても、自らのイマジネーションの泉を枯らさないために、ブログを書いています。

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