「批評性」に共感

    最近気になる人物

    Alabama Shakesのボーカルのお姉さん。

    確か、24or25歳

    見えない。
    あの声、あの歌、あの容姿。

    どう見ても人生経験を重ねた感じ。

    今、グラミー賞授賞式生中継を「ながら見」しながら、更新してます。

    遅くなりましたが、るる様へのお返事です。
    他の皆さまへのお返事は後日になると思います。
    申し訳ありません。


    るる様

    こんばんは!

    コメントありがとうございます。

    > 昨夜コメントを書いていましたが消えてがっくりしました。
    > 夜と朝じゃ文章って変わりますよね(笑)

    ラブレターやファンレターも
    夜書いたのを朝読むと赤面みたいなことってありますよね。

    ラブレターは書いたことないですけど・・・。

    > KERA版を観なかった事を後悔しています。
    > 比べる楽しさを逃しました!

    実はね、KERA版を観た時は、慣れないタイプの演劇だったためか
    その魅力が理解できず「これのどこがいいの」と思ってしまいました。

    ぎゅっと詰め込まれたもろもろを、消化するまでにものすごく時間がかかりました。

    最初は拒否反応を起こして、吐き出しそうになったんですけど
    (汚い例えですみません)
    思い直してまた飲み込んで、ちょっと消化して
    消化しきれないうちに蜷川版を観て
    それもミックスした状態で何度も反芻する日々でした。

    お前は牛かっ


    > カーテンコール
    > 私も違和感を持ちましたよ。
    > 「う~んどうだろう?ジャニファンではなく演劇ファンから見たら「ふっ。ジャニだから?!」と思われやしないか?せっかく剛が良い芝居をしても最後、そう取られてしまわない?何より剛が居心地悪さを感じてるんじゃないかしら?かといって勝村さんだって出てきにくいだろうし」なんて思いました。

    ファンゆえに、余計なことを考えてしまうのでしょうかね、私たちって。

    余計なお世話かもしれないけれど、心配してしまうんですよ。

    東京千秋楽をご覧になった方のレポによりますと、
    カーテンコールは良い雰囲気だったようです。

    私の杞憂かな・・・とも思いますが、
    ファンじゃない方の意見も伺いたいです。

    勝村さんとダブル主演ってことで、
    二人で同時に出てきてもいいんじゃないかしら・・・
    手をつないで・・・とか。

    しつこいな・・・自分。
    この話題はこの辺でやめておきましょう。


    > 三姉妹
    > 品があって、自分達の常識の中で思うように生きてて、もうツボ!でした。

    三姉妹については、KERA版よりも蜷川版が好きでした。
    下品にならないギリギリの感じが良かったです。


    > ドン・ガラス
    > ひどい人なはずなのに、娘への愛情が見えるせいかどうしようももなく悪い人とは憎めませんでした。こうしか生きられない生まれなんだな。

    KERA版のドン・ガラスは、最後のシーンを活かすために
    そこまでは、徹頭徹尾非情な感じでした。
    蜷川版のドン・ガラスは折々に人間味がにじみ出ていました。
    ケラさんと蜷川さんでは、ラストシーンの解釈がかなり違うのだなと感じました。
    同じ脚本でも読み取り方でこんなに違うのだな・・・というのは、たいへん新鮮な発見でした。

    私の好みは、蜷川版ドン・ガラスですが、今となるともう一度KERA版ドン・ガラスも見たいです。

    ところで、ナイフとガラス
    どちらもそれで傷つけられたら相当痛そうですが、
    ガラスの傷の方が痛みが長く続くような気がします。


    > トビーアス
    > 動物以外誰も愛してなかったんじゃない?

    前述のようにおばあちゃんは愛していたと思います。
    (厳密に言うと「愛」ではないかもしれません。)

    私がそれを感じたのは、最初のトビーアスとおばあちゃんとシーンの会話です。
    「おばあちゃんがドン・ナイフと結婚していたら、ぼくはぼくじゃなかった」
    という趣旨のことを言うシーン。

    それは、自分探しをする思春期特有の揺れでもありますが・・・。


    > 怪物は剛ちゃんですね
    > 私の祈りは「坂本くんのミュージカル!」

    うまいなあ。
    さすがるるさま。

    単純に見ると「ドン・ガラス=怪物」のようですが、
    いろいろ考えると怪物はもっと他のところにいたような・・・。

    「すべての人の心の中にひそむ限りなき欲望=怪物」なのかな・・・。
    そうとも思えるし、そうでないとも思える。

    「祈り」指すの意味も深い。

    信仰をシニカルに見ているかと思えば、真摯に受け止めているようにも見える。

    私は信仰心はあまり持っていませんが、そんな私でも最初は
    「ギッチョダ」という祈りの言葉や
    腕をクロスして手を握り「クリン」とひっくり返す祈りのポーズは
    「ふざけてんのか」「ばかにしているのか
    と感じました。

    しかし、ずっと見ているうちに、そうやって祈る人々が愛おしくなる。

    ほんとうに不思議な話です。


    > 私が好きなのはパキオテとダンダブール
    > 白痴ゆえの無垢さそれを悪事にダンダブールは使うのかと思ったらあら意外、消えそうなパキオテの命を大切に思う。
    > パキオテに心を洗われたのか?元々、性根は腐ってなかったのかこの二人の愛情と人間愛の関係性ははこの物語の中では異質に感じました。

    この二人は作品の中での癒しです。

    KERA版のパキオテは大倉さんでしたので、長身。
    ダンダブールは山西さんでしたので、パキオテが大きくて、ダンダブールが小さい。
    蜷川版はその逆の構図

    その違いも面白かったです。

    白痴っぽさや、セリフの間で笑いを誘ううまさは、大倉さんに軍配ですが、
    無垢な感じは三宅さんの方が勝っていて、
    どちらもそれぞれに魅力的なパキオテでした。

    それにしても、橋本さんをこの役で使うとは・・・
    蜷川さん、贅沢すぎるよ。


    > 可愛いバカっぷるのグンナル司祭とバララの事

    ここもある意味、救いの場面ですが、私には冗漫すぎました。
    後半、この二人のシーン時は、目を休めるためにまぶたを閉じて、声だけを聞いていました。

    > 詰めの甘いヤンの事

    詰めが甘いのは、ヤン自身ですか

    女に惚れた時点で、ヤンの負けが決まっていたと思います。

    どちらかと言うと、詰が甘いのは蜷川さんの染谷くんへの鍛え方だと思います。
    初舞台ですからね。
    しょうがないけど。
    声の出し方とか、立ち振る舞いとか(特に姿勢)
    もう少し鍛えれば、もっといい感じになっていたと思います。
    長いし、登場人物多すぎて、蜷川さんの手がそこまで回らなかったかしら・・・。
    雰囲気はあったし、才能もありそうなので、これからに期待です。

    ジャムジャムジャーラの心臓を掲げて、コロス隊とのコラボで、呪文を唱えるシーンは
    けっこうお気に入りでした。


    > なんで急にパブロが好きに?(私には急にに見えた)外に出たかったの?レティーシャの事

    これは、KERA版では、わかりやすく演出していました。

    蜷川版では、パブロが大家さんを追い返すことで、パブロは自分の権力に目覚め、
    レティーシャもそれを見て惚れるという解釈になっていました。

    KERA版は、パブロの言葉にちょっとおどけたところを感じ取ったレティーシャが
    クスッと笑うというシーンがありました。

    単に強さだけではない、人間としての魅力を感じたから好きになったということが、よくわかりました。

    > アリストとメメさんの事

    息子に再び会いたいがために、二度息子を失うことになった二人が、一番不幸だったのだと感じています。

    GOママに言われるまで、気が付きませんでしたが、
    KERA版では、メメさんは
    「ピヨンテを消して」と言っていたそうですが(私はすっかり忘れてました)
    蜷川版では、
    「ピヨンテを殺して」と言っていました。

    この二人が、再び前に進んでいこうとするところが描かれていたのは、
    ほんとうに救われました。


    これまたGOママに教えてもらって気づいた朝日新聞の劇評
    (1月23日付朝刊 危うくリサイクルに出すところでした)

    他の劇評を読んでいないので、比較はできませんが
    扇田昭彦さんの評論は、大変納得できました。

    KERA版は俯瞰

    蜷川版はズーム

    なるほどです。

    最も共感したのは
    「演出とは戯曲(テキスト)の立体化であると同時に、テキストに対する鋭い批評行為でもある。
    今回の蜷川演出には、その批評精神が鮮明に現れていた。」
    というくだり。

    自作を演出する場合は絶対にできない行為が、この批評行為。
    劇作家ではなく、純粋な演出家である蜷川さん。
    ギリシャ悲劇やシェークスピア劇から、井上ひさしさんや、寺山修司さん、唐十郎さんなどの作品を幅広くかつ数多く演出してきた彼だからこその料理の仕方だったのです。

    印象に残った俳優の中に剛くんの名前もありました。
    扇田さんの森田剛評も、是非伺いたいものです。

    トビーアスは賢くなさそうに見えて
    実は、ものすごくクールな頭脳を持っていると
    私は感じています。

    ドン・ガラスたちを見て「カッコイイ」と言ったその舌の根も乾かぬうちに
    地下組織を「カッコイイ」と言ってしまう超感覚的なパブロに対して、
    トビーアスは初めから地下組織の意味をきちんと感じ取っています。

    また、ペラーヨ先生を逃がした後で、帰ろうとして一旦歩き出したのに
    ふと何かを思って、また戻り地面にピストルを一発打ちますよね。

    あれは、ドンに「二発で仕留めろ。二発目は頭だ。」と言われたことを思い出して、
    弾が一発しか発射されていないと、ドンから疑われる
    ということに、気づいたからです。

    変わり果てた姿でペラーヨ先生が、舞い戻ってきた時に
    「殺しておけば良かった」と
    これまでとは全く違った語調で言ったトビーアス。

    ほんとうはペラーヨ先生と地下組織に何らかのシンパシーを感じていたのに、
    それを裏切られたことによる深い失望。

    私はそう受け取りました。
    Date: 2013.02.11 Category: 「祈りと怪物 ~ウィルヴィルの三姉妹~」  Comments (4) Trackbacks (0)

    消化不良ゆえの違和感

    >ユタさま

    コメントありがとうございます。

    あの記事に関しては、異論や反論をお持ちの方も多数いらっしゃると思っていましたし、
    そういう方々のご意見も伺いたいと考えていましたので、
    コメントいただいてほんとうにありがたく感じました。


    コメントをいただいた時点で、ユタさまはまだご覧になっていなかったのようですが、
    その後ご覧になりましたか

    ご覧になってどのようにお感じになりましたか
    よろしければ、またご意見ください。

    >物語の主役と座長は違うとKERAさんもおっしゃって居ましたし、

    そうですね。
    主役と座長はイコールではありません。

    この作品は群像劇なので、明確な主役は居ないように見えました。

    >蜷川さんが森田くんを座長として立たせてるならそれが正解だと思うんで、
    >そこは観客が決める事ではないように思います。

    おっしゃる通りです。
    誰が最後に出てくるか
    誰が真ん中に立つか
    それは、演出家が決めることで
    観客が決めることではありません。

    私は、「観客として感じた違和感」を率直に述べただけですが、

    「やはり、最後に出てくるべきは勝村さんです。」

    のように「べき」と言った強い表現は不適切でしたね。
    申し訳ありません。

    ただ、感じた「違和感」は、どうしてもぬぐい去れません。
    それは、感覚的なもので、理性ではコントロール不能です。

    > ジャニーズで推されてるなら、大河の森田さんはもっと出番があったでしょうが彼は違いますよね。

    このロジックについては、私には理解不能なのでコメントできません。
    申し訳ありません。

    私が心配しているのは、「最後に森田剛を出す」という蜷川さんが意図しているものが、
    観客に十分伝わりきれていないように、感じ取れたことです。

    今までたくさんの演劇を観てきましたが、
    あれは生まれて初めて感じた空気感でした。

    この作品については、4回観ましたが、うち2回は仕事のアクシデントで、開演に間に合いませんでした。
    1度目は開演30分後位に遅れて入りましたが、周りの席の方にご迷惑をおかけしたと感じたので、
    2度目は、1幕が終わるまでロビーで待ちました。
    そんなこんなで、この作品については、消化不良感が残ります。

    えも言われぬあの「違和感」は、私のこの作品に対する理解の浅さから生じた結果かもしれません。
    Date: 2013.02.03 Category: 「祈りと怪物 ~ウィルヴィルの三姉妹~」  Comments (1) Trackbacks (0)

    勝村さんが真ん中で良いと思う

    土日は箱根に行っていました。
    先週末は、熱海。
    2週連続のお泊り。
    東海道2往復。
    しかも、どちらもプライベートではない

    帰宅してすぐ会報を見ました。
    「RYS」OFF SHOTは、見どころ満載ですね。

    一番に読んだのは、剛くんのページ。
    また、自分との共通点を見つけました。
    「忘れること」

    小さい時からそんなこと考えてたんだ・・・
    すごいなこの人

    と思いました。

    坂本さんのページは、読む気になれず。
    舞台の「ぶ」の字も無い・・・



    昨年は、Vコンが無いのを理由にして
    「コンサートの分の資金が浮くんだから、他に投入しても、いいよね・・・」と
    Vさん関係以外の舞台をたくさん観ました。

    今年は、息子の学費を払う義務が終了したのをいいことに
    「今まで学費に投入してた分が浮くんだから、他に投入しても、いいよね・・・」と
    相変わらずVさん以外の舞台にも手を出しています。

    心の声が
    「住宅ローンの繰り上げ返済は
    「そろそろトイレのリフォームもしたほうがいいんじゃない
    「食器洗い機が壊れたままなんだけど、買い換えなくていいの
    と囁いてくるのですが
    「う~ん・・・それより、私はやっぱり劇場を選ぶ」と耳を塞いでいます。

    この世の中、
    明日はどうなるかわかりゃしない。
    だったら
    今を生きる
    これでしょ。

    舞台は一期一会なんだから。


    という訳で、これから行く予定の舞台は

    三谷幸喜さん作・演出、野田秀樹さん主演の『おのれナポレオン』
    (ホロヴィッツのリベンジで、これはゲット
    山本耕史さんの舞台を観るのは初めてなので、めちゃくちゃ楽しみです。

    宮本亜門さん演出の『スウィーニー・トッド』
    作品そのものや、出演者にさほどの興味はないのですが、
    亜門さん演出をどうしてもまた観てみたかったので・・・。

    『木の上の軍隊』
    井上ひさしさんが構想20年あまりをかけて書こうとされていた、原案をもとに
    蓬莱竜太さんが書き下ろした作品です。

    藤原竜也さん主演。
    ここ数年の藤原さん出演舞台には、興味がわく題材が多く、
    狙っていたのですが、日程的に合わず、ご縁がありませんでした。

    井上ひさしさん原案、栗山民也さん演出とくれば、見ないわけにはいかないでしょう。



    さて、コメントのお返事をする前に
    『祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~』について
    一言叫んでおきたいと思います。

    ご異論がある方も、多数いらっしゃることでしょう。
    それは承知の上です。

    だが、やはり申し上げておきたい。

    『祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~』のカーテンコールで
    最後に出てきて、真ん中に立つべきなのは
    勝村政信さんではないでしょうか。

    無論、剛くんは素晴らしい演技をしていました。
    蜷川バージョンは、ケラバージョンよりも、トビーアスの存在をクローズアップしていました。

    しかし、『祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~』は、
    ドン・ガラス・エイモス(もしくは、ドン・ガラス・エイモスとその3人の娘)の物語です。

    勝村さんの演技に感銘しました。
    強欲で残忍、強靭、しかし悲しみと愛情も持ち合わせている(しかもちょっと可愛い)
    ドン・ガラスを人間味たっぷりに体現していました。

    ちゃんと70歳近い男に見えました。

    パンフレットの座談会を読んでいても、彼の存在は「座長」

    やはり、最後に出てくるべきは勝村さんです。
    彼が、最後から2番目に出てくる違和感をうまく言葉では言い表せません。

    最後から2番目に出てきても、立つ位置が真ん中ではなくても
    剛くんは十分に輝けるのに。

    「主役じゃなきゃ出さないぞ」
    的なプレッシャーがあるか無いかは、私なんぞに知る由はありませんが、
    そんな憶測が、逆に剛くんの印象を悪くしなければ良いなと
    祈るばかりです。
    『祈りと怪物』のホントの怪物は「あそこ」だったのか

    「主役じゃないとダメだし、写真や映像は使えないし。
    あそこの人は使いづらい。」
    と思われて、出来る仕事の範囲が狭まるのを最も危惧します。

    その危惧は坂本さんも同様。


    やっとお返事です。

    一人分のお返事が、長くなりそうです。
    secret Tさまへのお返事は、後日で・・・。
    申し訳ありません。


    >GOママ

    コメントありがとう。

    > 知り合いが6人も…。

    その知り合いが、私の知り合いでもあったとは・・・。
    しかも、あの舞台を観に行くことが意外過ぎるメンバー

    > 今日のトビーアスは、前回気になっていた、時々普通に歩くところが改善されていました。

    私もそれはちょっと気になっていましたが、物語の流れに支障があるほどではありませんでしたよね。
    足が不自由な表現は、小出さんの方が強いように感じました。

    > ケラ版がケラさんがやりたかった物とすると、人間は俗っぽいもので、欲がなければ始まらないが、それだけでは破滅に至る…(唯一欲望に走らなかったローケは生き残る)という感じかと。

    「欲」は大きなポイントではあると思いますが、
    「愛」も同様に大きなポイントだと私は思っています。

    ほとんんどの登場人物が命を落としてしまうこの作品、

    生き残ったのは、ローケの他に、
    ドン・ガラス、そしてドンドンダーラ、メメ、アリスト、ヤルゲン、ダンダ・ブール
    (ドン・ガラスの場合は『死ねない』という表現がふさわしいかもしれませんが・・・。
    死ねないことが最も恐ろしい罰ですからね。)

    石になってしまった3姉妹は生と死の間
    といったところでしょうか。

    > 蜷川版はいくつかのパートから、人間的に感情移入しやすいのを重点的にして、品を保っているかと思います。

    今思うと、ケラ版はあえて下世話にしていたように思いますが、
    私は蜷川版の方が、感情移入しやすかったです。

    特に、3姉妹。
    蜷川版3姉妹のハチャメチャな中にも、どこか漂う品の良さが、
    主題を明確にする鍵になっているように思えて仕方ありません。

    > トビーアスが、ガラスが辛そうという台詞は、撃たれるシーンの前にも登場してるのですね。
    > ジャムジャムジーラと同じく、ガラスも「幸せなわけではない」が蜷川版ガラスなのかなと思いました。

    ガラスは全く幸せではありません。
    ガラスは父ナイフの「傷」を背負い続けているのですからね。
    トビーアスは動物に心をよせるのと同じ感覚で、このガラスの辛さを感じていたのかもしれませんね。

    > 後、トビーアスは最後までパブロは生きていると言い張るのですが、ケラ版もそうだっけ?

    そうだったと思います。
    また、3分の長ゼリフもケラ版もあったかもしれないと思います。
    印象に残らなかっただけかも。

    > やはり、トビーアスとパブロの関係性や、解釈で台詞を代えてるのかな。

    二人の関係性は明らかに変わっているように見えましたが、セリフは変えていないのでは


    > ガラスの言う「倫理」は、自分の考える主観的秩序であって、「倫理」は普遍性なものでないを言いたいのかと考えました。
    >
    > ケラ版の時にあんなに「倫理」って言ってたっけ?

    ケラ版の時も、頻繁に「倫理」と言っていました。
    すごくその言葉に引っかかったので、覚えています。

    私は「倫理」=「肉親への愛」と読み替えました。
    外から見ると理不尽な行為でも、ガラスの中では「肉親への愛」で貫かれていて
    筋が通っているのではないでしょうか。

    > トビーアスの愛は
    >
    > マチケ<パブロ<おばあちゃん
    >
    > ですから。

    私は
    マチケ≠パブロ<おばあちゃん
    だと思います。
    マチケへの愛は無いでしょう。
    キスしたのだって、おばあちゃんへの食料を調達する上で、相手を従わせるためだし・・・。

    > 後、ガラスは打つ前にトビーアスを抱き寄せるのに、今日気づきました。それはそれは愛おしそうに。
    > トビーアスもガラスが嫌いでも無く、むしろ好きに描かれてます。
    > これはドンドンダーラの孫だから?

    それも、あるかもしれませんが、
    前述の解釈からいくと、
    最初に注射打たれた犬(名前なんだっけ)に抱きついて、
    ずっと泣いていたのと同じ感覚では

    今、私の中で命題としてあるのは
    トビーアスとパブロの関係です。

    トビーアスがパブロを好きになる(慕い、必要とする)必然性は何か

    ということです。

    次は、ここの部分を中心に観ようと思っています。

    あっ、それから訂正

    「1日2公演は無いでしょ」と言ってしまいましたが、ありましたね。

    あれを、1日2回やるとは・・・
    役者さんも、舞台スタッフさんも、大変だっ
    お疲れ様です。

    でも、そうしないと利益が出ないよね。
    Date: 2013.01.20 Category: 「祈りと怪物 ~ウィルヴィルの三姉妹~」  Comments (1) Trackbacks (0)

    思考停止の誘惑に抗う 「祈りと怪物」蜷川バージョン 1月14日・15日

    1月14日夜と15日夜

    「祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~」蜷川バージョン
    を観ました。

    私にとっての14日が初の蜷川バージョン

    この両日、当初の予定には入っていませんでしが、
    Mさま、Sさまのご好意で幸運にも2日続けて観ることができました。

    ただし15日は、急遽予定が入ったため、シアターコクーンに到着したのは、午後7時過ぎ。
    開演から30分ほど遅れてしまいました。

    14日は客席中央を横切る通路のすぐ前の列の下手寄りの席
    15日は下手側中2階席の後方の席
    でした。

    お屋敷や墓地が舞台の奥に配置されていたケラバージョンに対し
    舞台が2段構えになっていて、下の段で演じるときは客席にかなり近かった蜷川バージョン

    14日の席は真ん中より前でとても見やすかったです。
    しかし、下の段で演じる時は、前の方の頭で役者さんの膝から下は見えませんでした。
    通路を多用した演出でしたので、演技を間近で観ることができました。

    15日の中2階は、初めて入りました。
    上の段で演技している時は見えるのですが、下の段に降りて演技していると、
    手すりが邪魔で、半分位見えませんでした
    蜷川さん、中2階のことも考えて、舞台作ってくださいな。

    トビーアスが科白を言っているのに、顔のところにちょうど手すりがあって、
    首から下しか見えないなんてこともあって、ちょっと泣きたくなりました。
    かと言って、体を前に乗り出すと他の方に迷惑なので、
    「しょうがない、しょういがない」と自分に言い聞かせて、
    背もたれから背中を離さず観ました。

    中2階の後ろには立ち見の方も上手、下手合わせて20名位いらっしゃいました。
    4時間の長丁場をずっと立ってご覧になっていた皆様。
    お疲れ様です。

    観客の年齢層も幅広く
    ケラさん(蜷川さん)の人気ぶりがうかがえました。

    さて、感想です。


    蜷川バージョンの前に、ケラバージョンについて触れておかなければなりませんね。

    ケラバージョンは、昨年の12月21日夜の公演を観ました。


    その時の感想は

    群像劇だけにいろいろなものを詰め込みすぎて全体にぼやけていたように感じた。
    今ひとつテンポに乗り切れていない。
    私から見て「ここは必要か」という部分も多く、冗漫な印象。
    ギリシャ悲劇を意識した展開とコロス的表現を用いているが、生かしきれていない

    というものでした。

    その後、ケラ作品をよくご覧になっている方から、
    「深いことをあれこれ考えず、不思議な世界に迷い込んだ感覚を楽しむ」という
    ケラ作品鑑賞のツボを教えていただきました。

    ついつい、作品の解釈に走り、変にこねくり回して考えすぎてしまう
    私の悪い癖が出てしまったようです。

    貴重なアドバイスに、目からウロコが落ちた気持ちになり、
    「なるほど。じゃあ、蜷川バージョンはそれで行こう」と視点を切り替え、
    今回の蜷川バージョンに臨みました。

    蜷川バージョンは、台本は同じでも、ケラバージョンとは全く違う作品になっていました。

    4時間超の上演時間を耐えられるか・・・という
    当初の心配をよそに
    驚く程楽しめました。

    以下は、ネタバレになりますので「続きを読む」に書きます。

    かなり踏み込んで書くつもりですので、「ネタバレはダメ」という方はお読みにならない方が良いと思います。


    Date: 2013.01.16 Category: 「祈りと怪物 ~ウィルヴィルの三姉妹~」  Comments (3) Trackbacks (0)

    チケット取れるのだろうか・・・

    先程帰宅して、剛ちゃん舞台情報をちょこっと検索しました。

    BunkamuraHP

    によりますと、KERAバージョン キャストも蜷川バージョン キャストも
    キューブの方がたくさん出演されていますね。

    KERAバージョンの主催がBunkamuraとキューブ
    蜷川バージョンの主催がBunkamuraとQuarasってとこが、ミソかな。

    出演メンバーを見ると、チケットゲットは激戦必至
    頑張らなくては・・・。

    KERAバージョンも1回は観たいです。

    KERAさんと園子温さんは、お友だちみたいですし、
    染谷将太くんも出演しているので、
    園さんが剛くんの舞台を観てくれるといいですね。

    念願の園映画出演に一歩近づけるかな

    しかし、その念願が叶ったら、ファンは相当覚悟をしないと・・・。
    半端じゃないですからね・・・園作品



    余談ですが、

    久しぶりに清盛サイトに行き、登場人物相関図を見たところ、
    お亡くなりになった方々の写真が薄くなっていました。

    何だか無性に哀しくなりました。

    来週ついに義朝さんも、最期を迎えられるし・・・。
    みんなどんどんいなくなっちゃう

    あれ?でも、由良御前が薄くなっていない・・・。

    平家の良心こと重盛さんも、悲運な死を遂げられる。
    崇徳上皇がどんな最期を迎えられるかも、注目ですね。

    時忠さんは、最後までしぶとく生き残るから
    (なんてたって、主役よりしぶといからねっ
    安心です。


    Date: 2012.07.04 Category: 「祈りと怪物 ~ウィルヴィルの三姉妹~」  Comments (0) Trackbacks (0)
    電力使用状況&電気予報
    記念日カウントダウン!
    プロフィール

    ぽん

    Author:ぽん
    V6(ファンになって14年目)と
    ウルトラ(ファンになって49年)と
    ディズニーリゾート
    (足を運び始めて22年)
    様々なジャンルの舞台(はまって50年)から、
    日々の活力をもらっています。

    これらに共通するのは、「イマジネーションを喚起する一期一会の出会い」があることです。

    いくつになっても、自らのイマジネーションの泉を枯らさないために、ブログを書いています。

    フリーエリア
    バナー貼るのが遅くなってごめんなさい。 何度も失敗して、やっと貼れました。 「ボーイ フロム オズ」日本版キャスト盤CD発売に向けて多くの方の賛同を募っています。 ご協力お願いします!
    最新記事
    最新コメント
    カレンダー
    10 | 2017/11 | 12
    - - - 1 2 3 4
    5 6 7 8 9 10 11
    12 13 14 15 16 17 18
    19 20 21 22 23 24 25
    26 27 28 29 30 - -
    HS月別アーカイブ
    カテゴリ
    最新トラックバック
    FC2カウンター
    リンク
    お天気BOX









    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    QRコード
    QRコード